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出向と社会保険について

社会保険は保険の一種であり、日頃から保険料というお金を支払い、事故や病気にあった時に備えるものであると説明できます。

 

事故や病気にあった場合に大きな費用がかかる場合がありますが、この場合に保険給付を受け取ることができるのです。

 

個人保険と同じようなものであると考えられますが、国が運営しているという点で異なります。

 

社会保険と一口に言っても、「労災保険」「雇用保険」「健康保険」「厚生年金保険」「国民健康保険」といったように色々な種類があります。

 

これらの保険が完備されていることによって、病気や怪我にあっても心配はないというわけです。

 

さて、出向社員を受け入れるに当たって、これらの社会保険は出向元と出向先のどちらが負担しなければならないのか、詳しく説明していきたいと思います。

 

出向と負担でも軽く説明しましたが、ここでは保険の種類別に見ていきましょう。

 

雇用保険

雇用保険は、その社員が生計を維持するのに必要な賃金をどちらから支給されているかによって、負担する企業は変わります。

 

つまり、賃金支給額が多い方に保険関係が成立するのです。

 

もし、出向先から得ている給料の方が多いという場合は、出向元でその資格を喪失し、出向先で新たに取得することになります。

 

給与を折半しているという場合は、どちらかを選択しなければなりません。

 

労災保険

出向の場合は、出向先の業務を遂行しているので、その出向先の企業の労災保険が適用されます。

 

仮に、出向元から給料を受け取っているという場合は、出向先から支払われていると見なされ、全ての給与を合算して保険料を算出するのです。

 

健康保険・厚生年金保険

在籍出向の場合は、保険関係は出向元と出向先の双方で成立していると見なされます。

 

そのため、賃金の負担方法によって、取り扱われ方が大きく異なるのです。

 

出向先が労働者に対して全ての賃金を支払っているという場合は、当然のように出向先での社会保険に加入することになります。

 

そして、出向元が賃金を支払っているのであれば、今まで通り出向元での社会保険に加入することになるのです。

 

双方から支給を受けているという場合は、両方で加入するわけにはいかないので、どちらかと保険関係が成立することになるのですが、標準報酬月額を算定するには、双方の賃金を合算して計算することになっております。

 

 

以上は在籍出向に関する規定となっております。

 

転籍出向の場合は、出向元との関係はなくなるので、全て出向先との契約となることはお分かり頂けるでしょう。