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出向と左遷について

出向と左遷は同じことであると思っている方がいらっしゃいますが、意味的には異なっております。

 

もちろん、完全に異なると言い切ることはできませんが、ステップアップかキャリアダウンかの話です。

 

出向は人によって異なっており、若い従業員の育成や子会社の立て直しを図る場合や、リストラの一環として出向が命じられる場合があります。

 

そのため、前者の場合は決してリストラであるとは限りませんし、人員配置上の都合であると思ってもらって構いません。

 

出向元の企業では休職という扱いになるのですが、在籍出向であれば籍は元の企業に残っているので、ある程度時間が経って戻ってくるということは可能です。

 

ただし、ある程度年齢を重ねた方が出向を命じられるという場合は、基本的には元に戻ってくることが約束されていない移籍出向が一般的となっております。

 

一方で左遷は、他の会社へと飛ばされるだけではなく、全く関係のない企業に飛ばされるということもあります。

 

つまり、現在の職歴や職位よりも劣ったところへ異動しなければならないということです。

 

以上のように、出向と左遷は意味合いが変わってきます。

 

リストラを兼ねた移籍出向であったり、出向先で給料が固定されており昇給の可能性がないというのであれば、外面上は出向であったとしても左遷の可能性が高いのです。

 

もちろん、左遷には規定がなされていないので、周囲の方の噂で決まるような待遇であると考えてもらって構いません。

 

つまり、とある人が将来を見据えた出向なのか、左遷なのかは人事権を持っている人にしか分からないのです。

 

とは言っても、中高年の方がいきなり移籍出向を告げられたという場合は、左遷であると考えて良いでしょう。

 

そのため、出向が必ずしも左遷であるとは限らないので、出向を命じられたからといって、あなたに期待していないというわけではありません。

 

そして、出世街道から外れてしまったというわけでもないのです。

 

中には出向を命じられただけで、自分には可能性がないのだとうつのような症状になる方がいらっしゃいますが、そこまで深く考える必要はないと思います。

 

場合にもよりますが、出向して一定期間が経過し、出向元に戻って格が上がったということは意外と多いのです。

 

もし、若いうちに出向を上司から命じられたという場合は、勉強だと思ってチャレンジしてみてください。

 

そこで左遷だと思って諦めてはいけないのではないでしょうか。