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医師の出向の意味とは?

出向と聞き、「サラリーマンや営業マンが異動で命じられるものでしょ?」とイメージしている方はいませんか?

 

確かに、リストラや社員の成長を理由に出向させるケースは多々あります。

 

しかし、医師や薬剤師といった世界にも実は出向が存在するのです。医師の出向の意味は、系列病院や提携病院への派遣が挙げられます。

 

一昔前は、医学部を卒業してから全員が医局に属して、組織の一員として流れに身を任せるだけで一生働き続けることができました。

 

医師を希望すれば生涯現役で活躍できたのですが、現在では長期的なビジョンを持って主体的なキャリアを自ら築いていく必要があります。

 

場合によっては提携病院への出向を命じられて収入が下がる恐れがありますので、医師もしっかりと自分のキャリアを見据えなければなりません。

 

派遣医師として働くに当たり、どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

 

 

・出向元の病院に戻ることができない可能性もある

・年収が減って生活が苦しくなる恐れがある

・先が見通せない医局人事から離れられなくなる

・通常の診療業務に加え、研究や論文執筆などの業務も必要になる

 

 

医師によって働く場所が異なりますので一概には説明できませんが、出向で派遣医師になると給与や待遇が悪くなります。

 

一時的な出向であればまだしも、元の病院に戻れないケースも少なくありません。

 

不本意な出向で医師としてのやる気がそがれることはありますが、今後のキャリアを自分で描いていかないといけない点では一緒ですね。

 

医師が大学病院に出向するのは良い?悪い?

医師のキャリアチェンジは、次の6つのステージに大きくわけることができます。

 

 

・卒後3~6年目の後期研修前後のステージA

・卒後10年前後(7~14年目くらい)のステージB

・40歳前後から40代前半のステージC

・40代後半から50代前半のステージD

・それ以降のステージE

・卒業後3年から15年の女性のステージF

 

 

このキャリアチェンジの時期は、医師でも出向を命じられることが少なくありません。

 

出向と聞いて悪いイメージを抱える人は多いのですが、医師の場合は大学病院への出向もあります。

 

大きな大学病院で働くチャンスが巡ってきますので、医師としては悪くないキャリアチェンジです。

 

医療実践を主目的とする市中病院と違い、大学病院で働くに当たってどのようなメリットがあるのかまとめてみました。

 

 

・教育体制や医療環境がしっかりと整っている

・大学病院によっては給料がアップしやすい

・幅広い学習の機会が豊富で医師として成長できる

 

 

給料や年収が単純に上がるだけではなく、大きな大学病院では幅広い業務に携わります。

 

医師として主体的な仕事がしにくい側面はあるものの、自分を成長させる場所としては最適です。

 

大学病院での勤務で様々な内容を学習できますので、出向を命じられてもショックを受ける必要はありません。

 

「これは自分が更に成長できるチャンスなんだ!」と考えれば、出向や派遣でも前向きな気持ちや姿勢で働くことができますよ。

 

この点に関しては、病院に勤めている医師だけではなく一般的なサラリーマンも全く一緒です。

 

「出向=リストラ」というイメージはかなり強いのですが、社員の成長が目的で出向を命じることは少なくありません。

 

出向先でしっかりと学んで自分のスキルを磨いていれば、出向元に戻って以前よりも活躍できるわけです。

 

仕事は気の持ちようがとても大切ですので、「出向したらもう終わりだ…」と諦めないでください。

 

出向した医師は履歴書でどう説明すべき?

他の大学病院などの勤務先に出向した医師で、「履歴書や職務経歴書ではどう説明すれば良いの?」と疑問を抱えている方はいませんか?

 

出向元の病院名を記載するのか、働いている出向先の病院名を出すのか難しいところです。

 

履歴書に記載する内容に関しては、出向の意味合いで書き分ける方法をおすすめします。

 

具体的に出向した人の履歴書の書き方を簡単にまとめてみました。

 

 

・ポジティブな出向の場合は、「○○研修/××技能習得のため出向」「人材交流のため出向」と理由を簡潔に記載する

・マイナス印象やネガティブな出向の場合は、あえて詳しく理由を記載する必要はない

 

 

履歴書の中には、「○○○会社に出向」と一文だけを書いていればOK!

 

「○○研修/××技能習得のため出向」と記載すれば、ネガティブな出向ではなくポジティブな出向だと思われます。

 

ただし、出向や転籍なのにも関わらず、自己都合で退職して転職活動を行ったような誤解をされる書き方を履歴書にしてはいけません。

 

将来的に転職する際に、「この人は転職回数が多いから長続きしないのかな?」と面接官や担当者にマイナスのイメージを与えます。

 

医師の場合は転職するケースは少ないのですが、出向を恥ずかしがってはいけないと心得ておきましょう。