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弁護士の出向について

弁護士事務所に属している社員であっても、出向を命じられることがあります。

 

それは、クライアントである企業に出向させる場合と、外国法律事務所に出向させる場合の2種類があります。

 

出向期間は人によって異なる特徴がありますが、短い出向ですと1週間~3ヶ月、外国法律事務所に長期的に出向する場合は1年~3年です。

 

法律事務所によって異なるものの、これが大よその目安となっております。

 

お得意様の大手企業ですと、社内弁護士が不在の時に若手の弁護士を送ってくれというように、便利な使われ方をする方が多く、出向を繰り返しているうちに出向先の方が居心地が良くなって、転職をするという弁護士も決して少なくはありません。

 

クライアントへの出向と比べて、外国法律事務所への出向は、弁護士としてのレベルアップを図るために行われております。

 

法律事務所によって違いますが、入所して一定期間が経過すると事務所から一定の金銭の補助を得るので、研修に出る機会が得られます。

 

そこで、多くの弁護士は自分のレベルアップを図るために、アメリカやイギリスといった海外のロースクールやビジネススクールに留学したり、外国法律事務所で研修を受けたりするのです。

 

このような海外への留学によって得られるものは大きいと思うので、実践している事務所は意外と多くなっております。

 

また、官公庁や企業に出向するという場合も多く、法務省・金融庁・公正取引委員会・東京証券取引所といったところに出向させている事務所もあるのです。

 

出向者は、法律における立案作業や行政業務の経験を積んで、事務所に復帰した際に実務に役立てるというわけです。

 

様々な経験を有するものがお互いに協力し、質の高いリーガルサービスを提供している法律事務所が増えております。

 

出向と聞くと、あまり馴染みがないという方は、リストラの一環としてどこか関係会社に飛ばされるというイメージを持っているかもしれませんが、弁護士の出向の場合は、スキルアップが目的で行われていることが多いのです。

 

弁護士事務所によって考え方は異なるので、一概に説明できるというわけではありませんが、その事務所だけではなく他の企業で勉強させることで、より優秀な人材を育もうとしています。

 

出向させる人選選びには気を配らなければならないところですが、若手社員を経験させる事務所が多いということは、優秀な人材を育む上で必要不可欠なのではないでしょうか。